葬儀スタイルの変遷について

葬儀といえば、昔は家で親族や親しい人などがたくさん会葬し、厳粛で盛大に執り行うものでした。近隣に住む自治体などからたくさんのお手伝いに来てもらい、炊き出しから受付、準備に至るまで、全て親族、近隣住民などの手を借りて自分たちで行う場合がほとんどでした。また、その後は納骨、初七日、四十九日の法要とその度にまた親族が集うべきものでした。しかし、近年では、少子化や核家族化により、式場を借りて行う場合がほとんどになってきています。

そして、親族などだけで行う家族葬も増え、納骨、初七日と何度も集まるのが難しいためにその日に済ませてしまうなど、年々簡素化してきています。そしてお香典も満中陰志のお返しが大変であることから、辞退する場合が多く、辞退しない場合でも、受付の時点でお香典をいただいた方にその場で香典返しを手渡しするなどの方法に変わってきています。特に、最近では子供や親族にできるだけ負担をかけないようにと生前から、自ら葬儀会社のプラン説明会に行き、どのような葬儀を執り行うのかを決めたり、遺影撮影会に参加したりする人が増えてきています。また、自分の葬儀の際に連絡してほしい人や、生前に決めたプランや担当者の連絡先などを書いて記しておくエンディングノートなどを準備している人も多くなってきています。

葬儀自体も厳粛な悲しみの別れの場から、故人の遺志により好きだったアーティストの歌や曲を流したりするなど様々なスタイルへと変化しています。

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